【読書記録】公務員の働き方デザイン

今日は祝日ですね。

我が家はのんびり起きて、各々自由時間を過ごしています。(12時現在)

私は朝食をとった後、島田正樹さん著「公務員の働き方デザイン」を拝読しました。

島田さんのブログは、出会ったときから読み続けているものの一つであり、そのお言葉に何度も勇気をいただいてきました。

私の主観ですが、最大の特徴は「押し付けないこと」。

価値観や大切にしている概念は人それぞれですが、島田さんのブログでは、通して「自分の考え」として書かれています。

相手に圧をかけることなく、一歩踏み出したい人の背中をそっと押してくれる、そんな言葉がちりばめられています。

今日は、著書の中から今の私に響いた言葉をいくつかご紹介したいと思います。

仕事の楽しさは自分でつくる!公務員の働き方デザイン
CHAPTER1 仕事をデザインする
CHAPTER2 人間関係をデザインする
CHAPTER3 心のあり方をデザインする
CHAPTER4 プライベート時間をデザインする
CHAPTER5 キャリアをデザインする

 

責任感と愛着があれば、どんな仕事でも楽しめる(12P)

「どんな仕事でも楽しむ」

これは、できそうでできないことなのではないかと思います。

仕事をしていると、嫌だなと思うこともありますし、やりたくないこともあります。

人間らしさである「感情」を横に置いて、淡々と仕事をする。

よほど精神が磨かれている人でなければ、なかなか難しいことだと思っていました。

けれど島田さんが言う「どんな仕事でも楽しむ」は、「淡々」という言葉とは少し印象が異なっていました。

「組織の一員として兵隊のように淡々と仕事をする」のではなく、「自分の価値観をそっと抱きしめながら、自分も周りも大切に仕事をする」。

「楽しむ」ことはできない場面もあるかもしれませんが、「自分のマインドを整理して過ごす」ことで、結果として楽しくなる

あくまでも私のフィルターがかかっていますが、そんなマインドセットであれば、それほど難しくないと感じました。

「想像力」は習慣化されてこそ役立つ(15P)

これは耳の痛い言葉でした。

私自身、至らないと反省している部分だったからです。

しかし島田さんは、読者に対してこんなふうに表現してくださっています。

想像力=想像できる力×想像する習慣

つまり、「想像する習慣」をつけることで、後天的に想像力を向上することも可能である、と。

組織や上司等が求める役割を担うために、この「想像する習慣」=「想像する時間」をもっと意識してつくっていこうと思いました。

苦手な上司の「苦手な部分」に着目する(68P)

苦手な上司、皆さまはいらっしゃいますでしょうか。

人間なので、「好き・嫌い」「得意・苦手」「合う・合わない」はどこの組織でもあるものだと思います。

もちろん、〇〇をされたから苦手になった、という経験に基づいている場合もありますが、「苦手になった」という事実だけ捉えるのではなく、「〇〇という部分が苦手」と少しだけ解像度をあげてみる

そうすることで、随分と職場での居心地が違ってきそうですね。

社会に影響を及ぼすことから、もう逃げるのはよそう(136P)

「自分は社会に影響を及ぼす人間だ。」

そんなふうに自己効力感を感じている人のほうが少ないのではないかと思ってしまいますが、この言葉は、そうではなくて、「誰しも生きているだけで何かしらの影響を及ぼしている」という意味をあらわしています。

例えば、スーパーマーケットで買い物をするという行動ひとつ、「そのお店に利益を与えるという行動を選択している」ということになります。

小学校に通うことだって、「その地域に住むことでその小学校を選択している」ということになります。

「逃げている」つもりはなくても、あえて印象的な言葉を使うことで、はっと目を覚ませてくれるページになっています

公務員だからって地域に飛び出さなくたっていい(142P)

公務員という職業選択に至るまでには、それぞれの背景があると思います。

また、地域に飛び出すことが好きな人もいれば、家にこもって読書するのが好きな人もいると思います。

島田さん自身、2枚目の名刺の考え方を大切にされていらっしゃいますし、そのメリットも感じていますが、「それはやりたいと思ったときに、できる範囲でやればいいこと」と表現されています。

あくまでも、「自分がどうしたいか」「自分にとってどういう状態が心地よいのか」が基盤にあり、地域に飛び出すことは手段であると示されているように感じました。

本当はきちんと時間をとって拝読するつもりだったのですが、うっかりめくってしまい、気づいたら読み切ってしまいました。(しかも読書記録も書いてしまいました。)

そして「おわりに」の中に、私が個人的に“島田さんらしい”と感じる言葉を見つけました。

それは、「この本を閉じた、その瞬間から。」という言葉です。

小説に出てきそうな、動詞の省略法。

常に冷静な視点で言葉を紡ぐ方ですが、最後に登場したこの言葉に、なんだか体温を感じました。

きっと多くの公務員の背中をそっと押してくれる一冊になると思います。

 

お読みいただきありがとうございました。

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