新年、あけましておめでとうございます。
SNS等で皆さまの幸せそうな様子を拝見し、心あたたまる日々を過ごしています。
コロナ禍一色だった2020年は、巣籠りが続く中で、家族との時間をのんびり過ごすことができました。
ここ数年で一番、家族の有難みを感じ、僥倖に巡り会えた一年でもありました。
私にとっては、「潜」という言葉で表現される年だったように思います。
職場でも家庭でも、周りの大切な方々が気持ちよく動けるよう、役割を模索した一年でした。
自分が担うほうが良いのか、そうでないほうが良いのか悩む中で、「成長の機会を奪ってしまった」と反省することもありました。
長女が小学一年生になり、PTAの学年役員を経験することができました。
新型コロナウイルス感染症の影響で中止の決断をしたイベントもありましたが、先生方やPTA役員の皆さまの「なんとかできることをやろう」という熱い気持ちを何度も感じ、恵まれた環境に何度も感謝しました。
正直なところ、フルタイムで働きながらの地域活動は「大変」というネガティブイメージも大きかったのですが、それ以上に、子ども達が通う小学校の仕組みを知れたことや、校長先生や担任の先生の情熱に触れられたことに、期待していた以上の「価値」を感じています。
確かに、仕事が繁忙な時期に地域活動の時間を割くのは難しいときもありました。
けれどそんなときは、他の役員の方が代わりに担ってくださり、大変なときは助け合うという役割分担が自然にできていたことに、心から感謝しています。
何より、地元でない場所に住んでいる私にとって、何かあったときに「ごめんなさい!お願いします!」と頼れる友人ができたことは、本当に心強かったです。
仕事でも家庭でも「潜」りながら、長女の節目を通して、新たな出会いに恵まれた一年でした。
ただ、自分にダメ出しするとすれば、「まだまだ硬いよ。」という言葉でしょうか。
実は、長年の夢が形になりそうになった寸前で叶わなかったり、やりたいと思っていた目標が実現できなかったことがありました。
それまで続けてきた努力が無駄だったような気持ちになり、それはそれは凹みました。(汗)
夢が叶わないと分かったとき、もう一つ気づいたことがありました。
「夢という形にこだわる必要はない」、ということです。
今回チャレンジした方法では実現できなくても、他の方法であれば、掲げていたものの先に目指す世界が実現できるはず。
今年は別の方法で、周りの皆様のお役に立ちたいと思っています。

本年も、皆さまと、皆さまの大切な方々が幸せでありますよう、心よりお祈り申し上げます。
2021年1月3日 金治 諒子