組織では「ママ」は使いにくくて当然だ。

先日女性限定の職場内研修を受講して、いろいろ思うことがあったので、今日は改めて、「女性が働く」という話題について考えていきたいと思います。

誤解を恐れずに言うと、組織の中では、女性(子育て中の母親)が使いにくいのは当たり前だと思うんです。

私自身、子どもの体調不良で急にお休みをいただくこともありますし、残業だって自由にできるわけではありません。

夫と交代でお迎えに行って、なんとか週に2日程度の残業時間を捻出し、限られた時間の中で、できるだけ仕事を片付けるのが精一杯です。

また、夫は家事も育児も同じくらい担ってくれていますが、子どもが体調不良のときなどは、私でなければならない場合もあります。

そうなると、組織としては、柔軟に働ける職員さん達に仕事を任せることになりますし、私も、その判断は(組織として)正しい、とこれまで思ってきました。

 

だから、「男女共同参画」とか「女性活躍」とかいう言葉にどこか違和感を感じ、すでに自分たちの世代(30代)は当事者ではないような、ことさらに女性の権利を主張することでバランスを崩してしまうような、なんとなくしっくりこない感覚を持っていました。

日々周りの職員さん達に助けていただいており、子育て中の母親が働き続けるためには、周りの皆さまの多大な手助けがあってこそ成り立つことを実感している今だからこそ、改めて、「女性活躍推進の必要性」について考えてみたいと思います。

①人材不足に備えるため

これから先、日本は右肩下がりで人口が減っていきます。

アジア諸国はじめ、世界の人口は増加する中で、日本の人口は半分に減っていくのです。

労働力として男性のみに限定していると、近い将来、日本の労働力は枯渇します。

もちろん、経営戦略として外国人労働者を起用することも大切ですが、相手の状況を知るためのコミュニケーションを図る必要性は生じるものの、育児中の女性を“戦力”として起用することで、組織力を保ちやすくなると考えられます。

健全な組織運営を考える上では、育児中の職員(従業員)も本人の意思に沿った登用をしていくことが、現実的な選択肢の一つになるのだと、先日研修を受講して腹落ちしました。

②多様な意見により組織力アップ

高度経済成長期のように大量消費の時代に有効であった組織力と、現在の情報化社会で多様化した環境で求められる組織力は、異なってきています。

この点については、「男性」「女性」と二極的に議論するのではなく、多様な世代、多様な環境の従業員がいることで起こるイノベーションのほうが、ある特定の層だけで議論するよりも、結果として大きな成果が出ることがある、と想像しています。

実際私も、デジタルネイティブ世代と一緒に仕事をさせていただいたとき、パソコンに対する苦手意識もなく、私が処理するよりも何倍も速いスピードで処理していたことに、驚きと尊敬を抱きました。

それぞれの年代が得意なことを活かしあえば、組織全体として、より強くなっていくんだなぁと、その時強く感じました。

③無意識の自覚

それでは、女性活躍推進のために、私たちにできることは何でしょうか?

当事者の無意識組織の無意識、両方あるかと思いますが、このブログでは当事者の無意識について書きたいと思います。

最近自分で気づいて反省したのですが、当事者である私自身が、今年の春までは、どこかで「家庭の中で自分はサブとして働いている」という感覚を持っていた、ということです。

我が家の中では、夫が大黒柱で、私はオプション、というような感覚を持っていたんですね。

だからこそ、育児短時間勤務を取得して、家事も育児もほぼすべて私が担い、夫には仕事に専念してもらっていました。(決して、育児短時間勤務制度が悪いわけではありません。)

けれどその選択をしたことで、夫に対しても、「夫は外で仕事、妻は家事を担う」という“かつての常識”を、無意識の中に刷り込んでしまっていたんだなぁと思いました。

これに気づいて話し合ってからは、夫は当たり前のように家事を担ってくれるようになり、私が残業する日は子ども達を迎えに行って寝かしつけてくれるようになりました。

子ども達の年齢を考えると、あの時の選択が間違っていたとは思いませんが、“育児に優しい制度”には、結果として、メリットもデメリットもあるなぁと実感しました。

当事者である自分の意識が変われば、パートナーが変わる。

今回の研修を通じて、また、育児短時間勤務もフルタイム勤務も体験してみて、気づくことができました。

さまざまなライフイベントを考えると、人生を通して、仕事だけに100%本気で向き合える期間は、実はとても短いのかもしれません。

まずはその事実を、私は認めなければならないなぁと思いました。

その上で、自分だけでは処理しきれないことはお願いしながら、夫にも職場の皆様にも感謝の気持ちを忘れず、目の前のタスクをひとつひとつ処理していくことが、実は、一番の恩返しなのかもしれません。

  

ひとりの課題はみんなの課題。

あせらず慌てず一歩ずつ。

かつ、ここぞというときはやり抜く強さを持ちたいものです。

   

お読みいただきありがとうございました。

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