組織の懐

報告が遅くなりましたが、先月開催された「公務員と語る、公務員を語る in KANSAI」に参加してきました。

「公務員と語る、公務員を語る」=略して「語る、語る」は、学生さんと公務員がその名のとおり「本音で語り合う」対話型のイベントで、公務員志望の学生さんにとっては、採用説明会では語られない(?)公務員の本音に触れる機会となるため、全国各地でアレンジされながら開催されている人気コンテンツです。

これまで、関東や東北など各地で開催されてきたものの、関西では未開催。今回初めて開催されることをよんなな会の公務員ピッチで知り、前のめり気味に参加しました。←(笑)

  

主催の夜カツの皆様による司会でスタートした「語る、語る」は、序盤のアイスブレイクから盛り上がり、すぐに和やかな雰囲気に。

プライベートの時間を使って「お笑い行政講座」を開催している、尼崎市役所・江上さんと桂山さんの軽快なトークにより、笑い声が交わる楽しい場となりました。

 

まずは前半の目玉、前東淀川区長・金谷先生によるゲスト講演からスタート。

「まちって何?」、「まちを良くするって何をよくするの?」という本質的な定義のお話や、求められる公務員像の変化についてのお話を伺うことができ、感覚的に捉えている抽象的な言葉を、聴覚で認識することで腹落ちした部分がありました。(「言葉にする」ってホントに大切ですね。)

 

続く「各地の公務員紹介」のコーナーでは、本業でもそれ以外でも活躍されている14名の公務員が登壇。

ほぼ全員が持ち時間をオーバー(笑)しながらプレゼンするお姿からは、公務員という職業に対する情熱と、「伝えたい!」という強い思いを感じました。

僭越ながら、私もプレゼンのお時間をいただきました。

バタバタしていてプレゼンの作成期限を過ぎてしまったのですが(すみません汗)、なんとか前日の深夜に完成。荒削りですが、自分の言葉で「公務員」を表現する貴重な機会となりました。

プレゼン作成に当たり向き合うことになったのが、「私だから伝えられる公務員という職業のメリット」。

参加される学生さんは、14名それぞれの公務員から各々の本音を聞きたいはず。だとすれば、私にしか伝えられないことは何だろう?と。

パソコンとにらめっこした結果、軸として伝えるメッセージはこれにしました。

「母になってもチャレンジできます。」

公務員は、民間企業と比べると、一般的に福利厚生が充実している場合が多いです。(もちろん比較対象によりますが。)

特に出産・育児に関する制度については、育児休業はもちろん、復職後の育児短時間勤務、部分休業、子の看護休暇など、子育てしながら働き続けられる制度が整っています。

最近では「育児は(母親だけでなく)夫婦でするもの」という価値観が浸透しつつありますが、我が家も含め、母親のほうが育児の比重を大きく担っている家庭も未だ多い中で、出産後は新たな挑戦を控える女性が多いのが現状かと思います。

しかし公務員は、身分保障により給与や福利厚生等が“安定”しているため(“安定”の定義は人によってさまざまかと思いますが、ここでは景気等による給与の大きな変動がないことから“安定”と言及させていただきます。)、出産し育児休業を取得しても、子育て中であっても、自分がやりたいと思えば、プライベートの時間を使って社会のためにチャレンジすることができます。

そしてそれさえも、職員の個性として、組織は受け入れてくれるのです。

財政ゲームの開催から約1年間。早いなぁ~。

私はこれこそが、「組織の懐」だと思っています。

さまざま個性の人材を活かして、まち全体、社会全体の幸福向上につとめること。

それが可能となる組織が自治体であり、行政機関だと、ここのところしみじみ感じています。

 

たくさんの学生さんと公務員が集まった「語る、語る」は、主催者の皆様のおかげで大盛況のうちに終了しました。

今回の参加により、学生さんからの率直な質問に刺激をいただくとともに、私自身も、公務員という職業を振り返って言語化する良い機会となりました。

素敵な場に参加させていただき、誠にありがとうございました。

対話してくださった学生さんが、公務員に、また姫路市職員に興味を持ってくださっていれば幸いです。

  

お読みいただきありがとうございました。

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