前回の記事で、子ども達のために持続可能な未来にしたいと申し上げました。
今回の記事では、その方法について書いていきます。(あくまでも私の考えです。)
①人生を楽しむ
人口減少、少子高齢化の加速や国の財政状況を考慮すると、年金制度、社会保障制度等は現行のままでは持続不可能であり、今後ますます法改正が進むと予測されます。
20歳から年金を掛けていても、掛けた分受給できない可能性も十分あるでしょう。
平均寿命が延び、90〜100歳まで生きているかもしれないのに、生活費を確保できなければ、命はあっても生きた心地がしないのではないでしょうか。
現在の定年は60歳です。
その後30〜40年の間、預貯金と年金だけの生活では、安心して暮らすことができないのではないかと、私は思います。
となると、60歳以降も、何らかの方法で収入を得る必要があります。
そのためには、今から、学び、考え、自分自身の社会的価値を高めておかなければなりません。
しかし「やらなければならない」の心持ちで生活していては、楽しくありませんし、その姿を子ども達に見せることになってしまいます。
前人未到の人口減少社会だからこそ、悲観しすぎず、自分自身が前向きに人生を楽しむことで、自分自身も、そして子ども達も、ポジティブ思考で課題を解決していくことができるのではないでしょうか。
②弱みを強みで補完する
私たち30代が学生だった頃、学校教育では「強みを伸ばすのではなく弱みを克服する」というきらいがありました。
受験勉強に限っては、「合格」という目標を達成するために苦手科目を勉強する必要もあるかと思いますが、一般的に、弱みを克服することは難しく、また弱みばかりに目が向くとポジティブ思考にはなりません。
自分の弱みは、他の誰かの強みです。
例えば私は、リビングのドアをきちんと閉めることが苦手なのですが、夫は、それができる人です。
結婚当初、何度も閉めるよう注意され、そのように心掛けましたが、閉める確率は上がったものの、やはり夫のように100%きちんと閉めることはできておりません。
この出来事から、弱みは、頑張って、努力しても、それが強みの人には敵わないことを、身をもって体験しました。
また当時「できないこと」に意識が向いていた私は、自己肯定感が低く、傷つかないように自分の身を守ることに必死でした。
開き直るわけではありませんが、弱みにばかり目を向けて自己価値を卑下するよりは、強みを知り、自己価値を正確に評価し、前向きに未来を見つめたほうが、幸福度は何倍も高いのではないでしょうか。
そして、自分の強みで誰かの弱みを助け、自分の弱みは誰かの強みに助けてもらうことができれば、集団的な生産性も上がり、お互い感謝の気持ちを持って、心地良い精神状態で過ごすことができると思います。
③対話して共生する
自分の弱みを誰かの強みで補完するためには、お互いのことを知る必要があります。
すなわち、対話が必要です。
対話にはさまざまな場面がありますが、私たちは対立軸を頻繁に目にします。
例えば議会なら、議員vs職員。
施策なら、高齢者vs子ども。
職業なら、民間vs公務員。
他にも、男性vs女性、など。
人口減少が明らかになっている未来では、今以上に、社会問題の複雑化が予想されます。
身近な地域課題を皆で解決していくためには、対話により、共に生きる道を切り開いていく必要があるのではないでしょうか。
「三方よし」の精神を、大切にしていきたいです。
次の記事では、「そのために私にできること」を書いていきます。
お読みいただき、ありがとうございました。